【107】◾️術の奥義と道の奥義 

◾️術の奥義と道の奥義  

チビッ子に空手を教えています。

空手は体を効率よく使い

相手を制圧する武術のひとつです。

武術

剣術

柔術

という術がついているものには

全て奥義というものがあります。

奥義とはウナギ屋さんの

秘伝のタレを作れる技術のようなものであり

武術では奥義を獲得することで

より強くなれると信じられています。

ウナギ屋さんであれば

秘伝のタレをつくることができれば

技術を習得していることになりますから

独立して自分のお店をもつことが可能になるとおもいます。

術から道へ・・

空手術が空手道になり

剣術が剣道になり、

柔術が柔道に変化をしました。

術とは相手を制する術であり

技術そのものを意味しています。

そして

戦争が無い世の中の日本では

相手を制する術は必要では無くなります。

術が発展した後に

精神的な分野を成長させるための道が生まれる事になりました。

術は技術

道は心

小さな動きで大きなエネルギーを出す技術が奥義であれば

心の奥義とはなんでしょうか・・?

きっと「ぶつからないこと」だと思います。

人間関係においてぶつからない・・

交通事故に遭わない・・

ややこしいことに巻き込まれない・・

言葉をかえてみますと

「上手に逃げること」といっても良いのかもしれません・・

ぶつからない心を見につければ

危うい時があっても上手に逃げることができます。

そして

あらに功を練ると(極めて行くと)

危うき出来事が起こるタイミングから外れる

危うき出来事に出くわさない

といったことになっていくでしょう。

空手やボクシングやキックボクシングをしている

子供は同級生や近い年齢で喧嘩をすることは滅多にありません。

なぜなら

子供の世界は伝達が早いものです。

そのため、

○○○君は空手をしている・・ということは

誰もが知っていることになります。

空手をしているから強いんじゃないか・・

空手をしているからちょっかいを出すことはやめとこう・・

といった具合に

喧嘩という

人と人とがぶつかることから

自然と避けられることになります。

皆様も考えてみてください。

プロレスラーの人に

空手をしている人に

ボクシングの世界チャンピオンに対して

喧嘩をふっかけようとは思わないはずです。

負けるとか勝てるというような考えではなく

仮に喧嘩をした時に

スムーズに勝てるとは思わないでしょうし

負ける可能性も十分にでてきます。

リスクが出てきてしまいます。

人間は誰しもリスクを背負うとは思いません。

リスクがあるならば止めておこうと思うはずです。

これが

道の奥義の

「ぶつからない」ということだと思います。

自分自身の人生において

真っ直ぐな道を生きていれば

「ぶつからない」ことが日常になっていきます。

不幸だと思われる出来事が起きないでしょう。

人生が永遠にHAPPYな状態になるでしょう。

逆に

ぶつかることを

意図的にしようとしているならば

三倍以上の不幸な出来事として返ってくることになりますし

幸せな人生を送ることは難しいと思います。

道がつくものとして

空手道

剣道

柔道といった格闘技の他に

書道

華道

茶道

といった文化的なものも

奥義は「ぶつからない心」を学ぶ道であると思います。

道がつく稽古ごとは

時間をかけて積み重ねていくものです。

稽古と練習という言葉の違いは

稽古ごとは、時間をかけて積み重ねて行くことであり

時間をかければかけるほど

年数がかかるほど

正しい型や形でで学んでいれば

確実に強くなりますし

確実に幸せになります。

道がつくものには

全て

心の分野の学びが含まれています。

ややこしいことに巻き込まれてばかりの人

人生がうまくいかない人には

まずは

上手に逃げて頂き

心を落ち着かせてください。

それから

どうしたら、ぶつからない方向になるのか・・?

どうしたら、周囲に火の粉が飛ばないようにするのか・・?

を考えてみてください。

自分一人で改善できない場合は

専門家に相談をしてみてください。

アドバイスを順守して、道理ある行動をとってください。

きっと道が開けるはずです。

by 霊視鑑定の光明

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